和室のダニ対策!正しい駆除方法と発生を防ぐポイントをご紹介
和室にダニが発生する原因
和室は、フローリングの部屋よりもダニが発生しやすくなっています。
和室にダニが発生しやすい理由は「畳」にあります。
日本の夏は昔から暑いだけでなく、湿気が多くてジメジメする季節でした。そこで奈良時代から広まったのが、い草を使った畳です。
い草には湿気を吸収し、乾燥する冬には水分を放出するという調湿効果があるため、日本の環境にぴったりだったことから普及していきました。
調湿効果で人気がある畳ですが、この畳が原因で和室はダニが発生しやすい場所になっています。
ここでは、畳の敷かれた和室は、なぜダニが発生しやすいのか解説します。
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畳が湿気を吸収するから実は湿度が高い
和室にジメジメとしたイメージを抱く人は少ないでしょう。それもそのはずで、和室の扉は基本的にふすまや障子で作られているため、開放的で湿気がこもりにくくなっており、湿度は低いです。
ただし、和室自体は湿度が低くても、畳の下は
湿気がこもっていてジメジメ
としています。い草は湿度が高くなると湿気を吸収するため、部屋の湿度は低くてもその分、畳の湿度が高くなってしまうからです。ダニは湿度60%以上の湿気が多い場所を好むため、湿気を吸収した畳の中に棲み、そこで繁殖することで数を増やしているのです。
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隠れる場所や食べ物が多い
ダニは
人の皮脂や垢、フケ、髪の毛、ホコリ、食べかす
などを餌として食べます。和室の床を素足で歩いたり寝転がったりするだけで、ダニにとっての餌が付着するので、和室は常に食べ物が豊富に揃っている状態になるのです。
さらに、畳やふすまなど、隙間が多くてダニが隠れやすい場所もたくさんあります。特に畳の下や押し入れなどは光が届かないので、夜行性のダニにとっては活発に動きやすい場所。ダニが活発に動くということは、卵もたくさん産まれるということです。そのため、和室は知らないうちにダニの巣窟になっている可能性があります。
和室のダニが人体に及ぼす影響
どんな家にもダニはいるので、完全にダニのいない環境は作ることは難しいです。多少ダニがいるくらいなら、大して人体に影響はありません。
しかし、ダニが大量に繁殖してしまうと、人体にさまざまな影響を及ぼします。ダニによって人体への影響は異なりますが、どのダニも良くない症状を引き起こすことは事実です。
では、和室のダニは人体にどのような影響を及ぼすのか解説します。
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よくある健康被害
- 鼻がムズムズしたり目のかゆみを感じたりする
- 寝転がったり座ったりすると肌荒れやかゆみが出る
鼻がムズムズしたり目のかゆみを感じたりする
和室に入ったとき、「なんかホコリっぽいな…」「目がかゆいな」と感じたことはありませんか?実はこの症状、ダニによるアレルゲンが原因の可能性があります。
ダニが和室に大量発生すると、その分死骸や糞、卵などが蓄積されます。これらはアレルギーの原因物質である
ダニアレルゲン
です。口から体内に吸い込むことで、アレルギー反応が起こり、鼻がムズムズしたり目がかゆくなったり、症状が重くなるとアレルギー性鼻炎や結膜炎を発症する可能性まであります。
寝転がったり座ったりすると肌荒れやかゆみが出る
和室にいるダニは基本的にヒョウヒダニ(チリダニ)と呼ばれる種類で、人を刺すことはありません。
しかし、肌のバリア機能が低下している部分が、ダニアレルゲンであるヒョウヒダニに触れてしまうと、肌が荒れたりかゆみを感じたりすることがあります。重症化するとアトピー性皮膚炎になる可能性もあるので注意が必要です。
また、ヒョウヒダニが大量発生すると、ヒョウヒダニを食べるツメダニが発生します。ツメダニは人を刺してくるので、和室で寝転がったり座ったりすると、肌に触れた部分にかゆみが発生します。
和室でダニが発生しやすい場所と対策方法
和室の中でもダニが特に発生しやすいのは、畳や押入れ、クローゼット、クッション(座布団)です。
ここからは、それぞれの場所にダニが発生する理由と、対策について解説します。
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畳
畳には調湿効果があり、部屋の湿度が上がると
湿気を吸収する作用
があります。さらに、隙間にはダニの餌となるものが多く付着しやすいので、ダニにとってはとても過ごしやすい環境です。
そんな畳のダニ対策は、ダニが過ごしにくい環境に変えること。具体的にどのようなことを行えばいいのか解説します。
畳を持ち上げて干したり、ドライヤー風を当てたりして畳を乾燥させましょう。家庭用の布団乾燥機を使うのもおすすめです。なぜならば、ダニは乾燥と熱に弱く、60℃以上で即死するからです。布団乾燥機は約70℃ほどの温風を出すため、畳のダニ対策に最適です。
さらに、換気や除湿器などによって、部屋自体の湿度を下げるのもおすすめです。部屋の湿度が下がって乾燥してくると、畳が吸収した水分を開放するため、自然と畳自体の湿度が下がります。畳の隙間にはゴミやホコリが入りやすく、隙間に入ったゴミやホコリはダニの餌となります。また、ダニがたくさんいる畳には、死骸や糞などのダニアレルゲンもたくさん付着しているため、それらを取り除かなければいけません。
こまめに掃除機をかけてダニの餌とダニアレルゲンを除去することで、ダニの大量発生や健康被害のリスクを下げることができます。 -
押し入れ、クローゼット
ダニはもともと屋外にいる生物で、衣類や人の皮膚に付いて屋内に持ち込まれます。外出時に着た服を収納している場合、そこから
ダニが繁殖する可能性が高い
です。
また、布団を収納している場合は、布団自体がダニを発生させやすいものなので、周りに広がって押入れやクローゼットで大量に繁殖する可能性も考えられます。そんな押入れとクローゼットのダニ対策は、「収納物の衛生管理」と「換気」を意識することが大切です。
まずは押入れ・クローゼットに収納している布団や衣類のダニ退治を行いましょう。
いくら押入れやクローゼットを綺麗にしても、収納されているものが清潔でないと意味がありません。洗えるものはしっかり洗濯し、乾燥機などを使ってしっかり乾かして湿気を残さないようにしましょう。また、掃除機などで定期的にアレルゲンを除去することも大切です。押入れやクローゼットは風通しが悪くて湿気がこもりやすいので、こまめに扉を開けて換気を行いましょう。扇風機などを使って風を送ることも効果的です。
また、除湿剤や除湿機を使って湿度が上がらないように調整することもおすすめです。 -
クッション(座布団)
クッションや座布団は触れるものなので、体温や汗によって
高温多湿
になり、ダニが好む環境になりやすいのです。さらに、中に詰められた綿が湿気を吸ってしまうため、乾燥しづらい構造になっています。
また、畳の上に置かれている場合、畳にいるダニがクッションや座布団に移動しそのまま棲みついてしまうということもあります。そのため、クッションや座布団にもしっかりダニ対策を行う必要があるのです。
畳や押入れの収納物に有効だった家庭用の布団乾燥機は、クッションや座布団のダニ対策にもおすすめです。いずれも中綿が詰まっているので、時間をかけて奥までじっくり乾燥させましょう。大きなクッションや座布団の場合、ダニがクッションの中に逃げ込んでしまう場合があります。その時は、乾燥機にかける前に、暗くした部屋に1時間ほど置いておきましょう。ダニは夜行性なので、辺りが暗くなればクッションや座布団の表面に出てきます。そこに乾燥機をかけることで駆除がしやすくなります。
家庭用の布団乾燥機での対策に時間がかかる場合は、コインランドリーの乾燥機を使うと効率よくダニ対策ができます。
コインランドリーの乾燥機は高温の風を直接当ててくれるので、天日干しのような方法に比べてより早く乾きやすく、クッションや座布団が再びダニの棲みやすい環境になるのを防いでくれます。なお、より効果的な方法として、一度洗濯して汚れを落としてから乾燥機に入れるのがおすすめです。
和室にダニを寄せ付けない環境づくり
和室は一見湿度が低く、涼しげな雰囲気がありますが、実はダニが大量発生しやすい場所になっています。そこで大切なのが、ダニを寄せ付けない環境づくりです。
和室ではどのような環境づくりをすればよいのかを解説します。
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湿気をこもらせない環境を作る
和室の湿度を下げれば、畳がためていた水分を放出し、湿気を吸収することもなくなります。湿気を吸収しなければ畳の下がジメッとした環境になることもないので、ダニも繁殖しにくくなります。
除湿機や除湿剤、扇風機の風などで定期的に湿気を開放するようにしましょう。また、こまめに押入れから窓、ふすまや障子まで、和室全体の扉を開けて換気をすることも湿気対策に効果的です。 -
餌をためない環境を作る
押し入れの中や衣装ケース、畳など、ダニが発生しやすい場所を重点的に、掃除をこまめに行いましょう。
基本的には掃除機をかけるだけでも問題ありませんが、掃除機だけでは畳の隙間や押し入れの奥など、汚れを除去しきれない部分が出てしまいます。そこからダニが発生してしまう可能性があるため、できることなら拭き掃除まで行いましょう。
本格的なダニ対策なら「ダニ捕りロボ」がおすすめ
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放置するだけで対策ができる!
ダニ捕りロボは、化学性殺虫成分を使わずにダニを退治できる「ダニ駆除道具」の傑作です。商品を気になる箇所に置くだけ!
畳や押し入れに潜んでいるダニも、
誘引マットでおびき寄せ一気に捕獲
します。
商品に使用している「誘引剤」は、天然由来成分で作られており、化学性の殺虫成分を全く使ってないので、
お子様やペットにも安心
してお使いいただけます。
商品に一度入ったダニは外へ出られませんので、和室の気になる箇所に設置して放置するだけで、ダニがどんどん減っていきます。
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ダニの退治率は驚異の100%!
ダニ捕りロボで捕獲したダニは何故外に出られないか?それは、長年のダニ研究で培った日革研究所、独自の技術「ダニ捕獲乾燥」システムによるものです。
約80%が水分で出来ているダニの体。誘引剤に含まれる吸湿性のセラミックがダニの体に付着することで、
捕らえたダニを物理的に乾燥させてしまう仕組み
になっています。
弊社商品は、第三者機関が実施した性能評価試験において、商品内部に入ったダニを100%退治できる「ダニ増殖抑制率100%」という結果が出ています。
※JISに準拠したインテリアファブリックス性能協議会の試験で実証 -
簡単にダニ退治・除去ができる
ダニ捕りロボは商品の厚みがないので、畳や押し入れなどの気になる箇所に設置いただいた場合でも、場所を取ったり使用中に違和感を感じることはありません。
一度設置したら3ヶ月放置するだけ
で、簡単に和室のダニ対策ができるので手間がかかりません。
またダニのフン(ダニアレルゲン)もマット内に封じ込めるので、
人体にも安全
です。
使用後は商品を袋に入れ、そのまま燃えるゴミとして捨てていただくだけ。
とても簡単に扱えるので、気軽にダニ対策をしたい方におすすめです。
和室の「ダニ捕りロボ」の使い方
ダニが発生しやすい場所を中心に設置するだけで、ダニが勝手に誘引マットに集まり、内部で死滅していきます。
設置した後は3ヶ月放置するだけなので、使い方も簡単!ぜひ、和室の本格的なダニ対策に「ダニ捕りロボ・ダニ捕りマット」を導入してみてください。
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ダニ捕りロボソフト
- 畳(~1畳)
- 押し入れ・クローゼット
- 座布団・クッション
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STEP1
誘引マットを取り出し、ダニ捕りロボソフトケースに入れます。
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STEP2
付属の日付シールに設置日を記入して、本体ケースに貼ってください。
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STEP3
3ヶ月間、気になる箇所にダニ捕りロボを置いておくだけ!
誘引マットにダニが集まります。 -
STEP4
使用後は誘引マットを取り出し、ゴミ袋に入れて燃えるごみとして処分してください。