布団はダニの温床!発生する原因や効果的な駆除・予防方法を解説
布団にはダニがいっぱい!
日本の一般家庭には数百〜数億匹ほどのダニが棲みついていると言われています。中でも特にダニが多いと言われている箇所が「布団」です。
もともと布団をはじめとした寝具はダニが多く棲みつく場所になりやすいのですが、マットレスに1㎡あたり数十~数千匹くらいダニがいるとされている一方、布団内部の綿部分には1㎡あたり10万匹以上いるとのデータもあります。
比較的ダニが多いマットレスと比較しても、その数はなんと1000倍以上
です。
布団にダニが大量発生してしまうと、かゆみが気になって眠れなくなったり、アレルギーの原因になってしまったりと健康被害にも繋がりかねません。
健康被害を防ぐためにも、特にダニが多い布団は入念なダニ対策が必要です。
布団にダニが発生する原因
布団はダニが繁殖しやすい条件が揃っています。特に綿の入っている布団はダニが棲みやすい環境になりやすく、知らないうちに「ダニの巣窟になっていた…」なんてこともあります。なぜ、布団はダニが好む環境になりやすいのでしょうか?その原因について解説します。
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1年中高温多湿の環境になりやすい
ダニが繁殖する条件は、「温度:20~30℃」「湿度:60~70%以上」と
高温多湿の環境
であることです。この条件下でなければ、基本的にダニは動かずにじっとしており、卵を産むこともありません。
布団は冷暖房の効いた気温差がない部屋にあることが多く、1年を通してダニが活動しやすい温度が保たれています。
また、人は睡眠中にコップ1杯分の汗をかき、汗がそのまま布団に吸収されてしまうため、湿度も常に高い状態になります。
そのため、布団は1年中ダニが繁殖しやすい環境になりやすく、家の中でも特にダニが潜みやすい場所になりやすいのです。 -
餌が豊富で暗い場所が多い
ダニの餌となるものは主に
人間の皮脂やフケ、髪、食べこぼし
などがあり、人間が近くにいればダニは食料に困ることはありません。その中でも布団は1日で最も人間が長く滞在する場所であり、毎日使用する場所です。
肌が直接触れるものでもあるので、対策をしないとダニの食料庫になってしまう可能性があります。
また、ダニは夜行性で暗い場所を好みます。布団はシーツと側生地に覆われて光が届きにくくなっており、さらに上に毛布などが重なることによって、日中でも暗い環境となりやすいです。
そのためダニが活動的になり、瞬く間に繁殖してしまいます。
布団のダニによる健康被害
布団で寝ているときに身体の異変を感じたら、ダニ本体だけでなく「ダニの死骸、糞」などが大量発生している可能性があります。ダニの健康被害はかゆみだけではありません。場合によってはひどいアレルギー症状を引き起こしてしまうこともあります。
実際にダニが布団の中で繁殖することで、どのような健康被害が起こるのかを解説します。
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よくある健康被害
- かゆみ・炎症
- アレルギー症状
かゆみ・炎症
かゆみや炎症はダニの代表的な健康被害です。布団にいるダニは「ヒョウヒダニ(チリダニ)」という種類で、人を刺したり噛んだりはしません。しかし、ヒョウヒダニを餌とする「ツメダニ」は人を刺します。
布団に発生する可能性が高いツメダニは、吸血こそしないものの、刺す時に皮膚に体液(唾液腺物質)が入りこみます。それにより、強いかゆみや炎症が起こります。アレルギー症状
布団にはダニ以外に、ダニの死骸や糞などもたくさん蓄積されています。ダニの死骸や糞などは
ダニアレルゲン
と呼ばれており、体内に蓄積されていくことでさまざまなアレルギー症状を引き起こします。
代表的なアレルギー症状は、「アレルギー性鼻炎」や「気管支喘息」などです。人によっては「アトピー性皮膚炎」を引き起こす場合もありまり、ダニを放置しておくと大変な健康被害に長く悩まされてしまうこともあるのです。
簡単3ステップ!布団のダニ対策
一般的に知られているダニ対策として、「掃除機をかける」方法がありますが、実はこれだけでは不十分な対策方法です。
布団のダニ対策を行うなら、
ダニの弱点を狙う
必要があります。それは「熱」と「乾燥」です。ダニはこの2つに弱いので、熱を与えて死滅させたり、しっかり布団を乾燥させたりしてダニ対策を行いましょう。
ここからは、ダニ対策を行う際で大切な3つのプロセス、「退治」「除去」「予防」について解説します。具体的にどの順番で何を行えばいいのか、ご自身でできる布団のダニ対策に役立てみてください。
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布団のダニを「退治」する
まず行うのは、ダニをしっかり死滅させる「退治」です。ダニは熱に弱く、50℃の熱を20~30分ほど当てるか、60℃以上の熱を与えることで死滅します。
では、具体的にどうやって布団のダニを死滅させればよいのでしょうか? ダニを退治する手段について解説します。布団のダニを退治するなら、家庭用布団乾燥機がおすすめです。布団乾燥機は温風を当てることで布団を乾燥させる家電のことです。布団乾燥機から出る温風はだいたい70℃くらいなので、一瞬でダニを退治することができます。「ダニ退治モード」がある布団乾燥機ならより効果的です。
ただし、分厚い布団の場合は熱の届かない奥深くへ逃げてしまうダニもいます。ダニの数を少しでも多く減らしたいという方におすすめな方法が、
暗い場所に布団を放置した後に布団乾燥機をかける
ことです。
ダニは夜行性のため、部屋を暗くして1時間くらい布団を放置すると、布団内部よりも暖かくて快適な表面に移動してきます。
布団の素材によっては乾燥機を使えなかったり、使うことで商品が劣化してしまう場合もありますので、耐熱温度を事前に確認するように注意しましょう。
最近では布団対応可能な大型の乾燥機が付いているコインランドリーも増えてきました。コインランドリーまで布団を運ぶ手間はありますが、複数枚ある場合は自宅で布団乾燥機をかけるより簡単に行えます。
コインランドリーの乾燥機もダニが死滅する50℃以上に達するので、時間をかけて乾燥させることで布団の奥に潜んでいるダニまで退治することが可能です。だいたい30~40分以上を目安に乾燥機を利用するとよいでしょう。
ただし、シルクやウール、ポリエステル製の布団や布地は、乾燥機によって傷んでしまう可能性がありますので、事前に品質表示タグを確認してください -
布団のダニアレルゲンを「除去」する
ダニを死滅させた後は、その死骸を除去する必要があります。そのまま放置してしまうと、ダニの死骸がまだ布団に残った状況が続き、吸い込んでしまうことでアレルギー症状などの健康被害を引き起こしてしまうからです。
ダニを退治できたら、次はダニの死骸や糞などのダニアレルゲンを布団から除去しましょう。ダニやアレルゲンは掃除機やクリーナーで除去できますが、かけ方にコツがあります。それは
「ゆっくり丁寧に」
かけることです。ダニの死骸や糞などは繊維の奥深くに引っかかっていることが多く、勢いよく何往復しても綿や繊維に引っかかっているダニアレルゲンは吸引できません。吸引時間を長くして、布団の奥まで吸引するイメージでかけましょう。
特に、布団の縫い目はダニアレルゲンが多く溜まっているので、しっかり掃除機をかけてください。一方向からだけではなく、上下左右斜めと方向を変えて掃除機をかけると、より綺麗に除去できるようになります。
「布団に掃除機をかけるなら必ずダニを退治してから
にしましょう。その理由は主に2つあります。
まず1つ目は、生きているダニは布団の綿や繊維にしがみついて抵抗するため、一度ダニを死滅させてから掃除機をかけたほうが効果的に除去できます。
2つ目は、生きたダニを掃除機で吸ってしまうと、ダストパックの中でダニが繁殖をしてしまう可能性があるからです。また、その状態で掃除機をかけてしまうと、掃除機の性能によっては、ダニアレルゲンが部屋に飛散してしまうリスクもあります。
ダニ対策をより万全にしたいのなら、いきなり掃除機をかけてダニを除去するのではなく、まずは「退治(死滅)」させてから除去しましょう。 -
布団のダニを「予防」する
ダニを退治、除去できたら、最後はダニを再度繁殖させないように予防対策を行いましょう。ダニは1匹で100個以上の卵を産むことがあるので、再び大量に繁殖させないためには、ダニを寄せ付けない、繁殖させない対策をすることが大切です。
ここからは、布団のダニ発生を予防する方法について解説します。ダニの餌となるフケや皮脂を落とすために、布団を洗濯しましょう。自宅で水洗いすることが難しい場合は、布団専用のクリーニングやコインランドリーを利用するとよいでしょう。クリーニングは費用が高くなりやすいものの、ダニ対策だけでなく、布団の汚れもしっかり落としてくれるので特におすすめです。
布団カバーと布団の間や表面は、ダニやダニの餌が多く付着している部分です。そのため、週1~2回くらいの頻度で、こまめに布団カバーを洗って交換するだけでもダニ予防に繋がります。
注意点は、布団カバーを必ずしっかり乾燥させることです。生乾きのままカバーをかけてしまうと、布団が湿気を吸収して、余計にダニが増えてしまいます。防ダニ布団カバーは、超極細繊維でダニを通さないほど細密に作られている布団カバーです。
コストはかかってしまいますが、通常の布団と比べて、防ダニ布団カバーならダニが外から布団の中に侵入しにくくなります。
普段のお手入れ方法
普段からちょっとしたお手入れを行うだけでも、布団のダニ対策に繋がります。例えば、このような行動がダニ対策に有効だとされています。
- 起床後すぐに布団はたたまず、空気に触れさせる
- 定期的に布団を干す
- 粘着シートで布団表面のフケやホコリなどを取り除く
- 寝室の換気をしっかり行う
- 寝室をこまめに掃除する
どの方法もあまり手間がかからないので、定期的に行いやすいお手入れ方法です。
布団を干す際、一点だけ注意すべきことがあります。それは、「布団たたきを使ってはいけない」ということです。昔はよく干した布団を布団たたきで叩いている光景を目にしましたが、実はこれはダニ対策にとって悪い効果をもたらしてしまう行為です。
何故なら、布団たたきを使うと、ダニの死骸や糞が細かく粉砕されて、より吸い込みやすくなってしまうからです。さらに、ダニが布団の奥深くまで逃げてしまい、余計に退治しにくくなってしまうことも。何よりも、布団が傷んでしまうので、布団たたきは使わないほうが得策です。
本格的なダニ対策なら「ダニ捕りロボ・ダニ捕りマット」がおすすめ
ダニ対策として普段からのお手入れも効果的ですが、正直それだけでは布団のダニを完全に除去することは難しいです。
本格的なダニ対策を検討している方は、普段のお手入れに加えて
「ダニ捕りロボ・ダニ捕りマット」
を使うことをおすすめします。ここからはダニ捕りロボにはどんな効果があるのか、おすすめポイントを3つご紹介します。
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ダニを引き寄せて一気に捕獲できる
ダニ捕りロボ・ダニ捕りマットは、化学性殺虫成分を使わずにダニを退治できる「ダニ駆除道具」の傑作です。商品を気になる箇所に置くだけ!
布団の奥深くに潜んでいるダニも、
誘引マットでおびき寄せ一気に捕獲
します。
商品に使用している「誘引剤」は、天然由来成分で作られており、化学性の殺虫成分を全く使ってないので、
お子様やペットにも安心
してお使いいただけます。
商品に一度入ったダニは外へ出られませんので、敷き布団やマットレスの間に設置して放置するだけで、ダニがどんどん減っていきます。
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捕獲したダニは100%退治できる
ダニ捕りロボ・ダニ捕りマットで捕獲したダニは何故外に出られないか?それは、長年のダニ研究で培った日革研究所、独自の技術「ダニ捕獲乾燥」システムによるものです。
約80%が水分で出来ているダニの体。誘引剤に含まれる吸湿性のセラミックがダニの体に付着することで、
捕らえたダニを物理的に乾燥させてしまう仕組み
になっています。
弊社商品は、第三者機関が実施した性能評価試験において、商品内部に入ったダニを100%退治できる「ダニ増殖抑制率100%」という結果が出ています。
※JISに準拠したインテリアファブリックス性能協議会の試験で実証 -
ダニを逃さず燃えるゴミとして捨てられる
ダニ捕りロボ・ダニ捕りマットは商品の厚みがないので、敷き布団とシーツの間に設置いただいた場合でも、不自然に盛り上がったり、使用中に違和感を感じることはありません。
一度設置したら3ヶ月放置するだけ
で、簡単にカーペットやラグ内のダニ対策ができるので手間がかかりません。
またダニのフン(ダニアレルゲン)もマット内に封じ込めるので、
人体にも安全
です。
使用後は商品を袋に入れ、そのまま燃えるゴミとして捨てていただくだけ。
とても簡単に扱えるので、気軽にダニ対策をしたい方におすすめです。
布団での「ダニ捕りロボ・ダニ捕りマット」の使い方
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ダニ捕りロボソフト(レギュラー・ラージ)
- シングルサイズ
- セミダブルサイズ
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STEP1
誘引マットを取り出し、ダニ捕りロボソフトケースに入れます。
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STEP2
付属の日付シールに設置日を記入して、本体ケースに貼ってください。
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STEP3
3ヶ月間、シーツの間などにダニ捕りロボを置いておくだけ!
誘引マットにダニが集まります。 -
STEP4
使用後は誘引マットを取り出し、ゴミ袋に入れて燃えるごみとして処分してください。
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ダニ捕りマット(小・大)
- セミダブルサイズ
- クイーンサイズ以上
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STEP1
ダニ捕りマットを取り出します。
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STEP2
付属の日付シールに設置日を記入してください。
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STEP3
3ヶ月間、シーツの間などにダニ捕りマットを置いておくだけ!
誘引マットにダニが集まります。 -
STEP4
使用後は商品ごと、ゴミ袋に入れて燃えるごみとして処分してください。