ラグ・カーペット・絨毯のダニ対策は?退治から予防までをしっかり解説
カーペットやラグにもダニ対策が必要!
一見綺麗で清潔に見えるカーペットやラグでも、実はとても多くのダニが生息していることを知っていますか?
例えば、一般的なフローリングには1㎡あたりに数十匹ほどしかダニはいませんが、カーペットやラグの表面には数百匹、内部には十万匹以上もダニが潜んでいる可能性があります。
カーペットやラグを敷くだけで、こんなにもダニの数に差が出るなんてちょっと怖いですよね。
カーペットやラグのダニが多くなると、かゆみや喘息など、
さまざまな健康被害が出てしまう可能性
があります。健康被害を予防するためにも、カーペットやラグもきちんとダニ対策しておきましょう。
カーペットやラグにダニが発生する原因
フローリングだとダニは発生しにくいのに、カーペットやラグを敷くだけでダニが多く発生してしまいます。
なぜ、カーペットやラグにはダニが発生しやすいのでしょうか?まずは、カーペットやラグにダニが発生する原因について解説します。
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ダニの餌がたくさん落ちている
カーペットやラグには、ダニの餌になるものがたくさん付着しています。
ダニの餌とは
食べかすや皮脂、フケ、ホコリ
などです。カーペットやラグは家の中でも最も低い位置にあるので、ダニの餌となるものが常に落ちています。
ダニの繁殖に必要な条件のひとつが「餌が豊富であること」です。ダニは1匹あたり生涯100個ほどの卵を産むため、餌が豊富にあるとどんどん繁殖します。
放っておくと、最終的にカーペットやラグの内部にダニが大量発生してしまうといった事態にも繋がりかねません。 -
ダニの潜り込める場所が多くて湿気も溜まりやすい
カーペットやラグはふさふさとした繊維や内部のクッションなど、ダニが潜り込める場所がたくさんあります。
さらに、上に家具を置いている場合、下敷きになっている部分は常に暗いので、
夜行性のダニにとって動きやすい環境
になります。
そして、カーペットやラグは全体的に布製なので、より湿気が溜まりやすいこともダニの発生に繋がっています。
ダニは
湿度60%以上
の環境を好むため、湿気が溜まりやすいカーペットやラグはダニの巣窟になりやすいのです。
カーペットやラグのダニによる健康被害
カーペットやラグにダニが発生すると、肌や目のかゆみ、くしゃみが出るなどさまざまな健康被害が出てしまうことがあります。
場合によっては発作や皮膚炎など、重い症状が出ることもあるので注意が必要です。
ここからは、カーペットやラグのダニによってどのような健康被害があるのかを解説します。
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よくある健康被害
- 喘息、鼻炎、結膜炎などのアレルギー症状
- ダニ刺されによる強い痒み、炎症
ヒョウヒダニの大量発生でアレルギー症状が出る
ダニの死骸や糞はアレルゲンの一種です。
家庭内でよく見られるヒョウヒダニ(チリダニ)という種類のダニは、生涯で数百個もの卵を産み、大量の糞を撒き散らします。カーペットの内部には、このヒョウヒダニの死骸や糞、卵がたくさん蓄積されており、口から体内に吸い込むことでアレルギー症状が出てしまうことがあるのです。ダニによるアレルギー症状は、
喘息や鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎
などで、体のさまざまな場所に不調が現れます。
ツメダニによって強いかゆみや炎症が起こる
カーペットやラグにヒョウヒダニが大量に繁殖している場合、ヒョウヒダニを餌とするツメダニも自然と発生するようになります。
ヒョウヒダニはアレルゲンを撒き散らすものの、人を刺すことはありませんが、ツメダニは人の皮膚を刺して、体液を注入してきます。
体液が注入されると、アレルギー反応として強いかゆみや炎症が出ることもあり、人によっては、ツメダニに刺された傷が残ってしまうことがあります。より人体に害を与えるツメダニが発生しないようにするために、
まずは餌となるヒョウヒダニを駆除
することでツメダニの繁殖も抑えることができます。
簡単3ステップ!カーペットやラグのダニ対策
カーペットやラグのダニ対策は「退治」「除去」「予防」の順番で行うことをおすすめします。
ダニは
熱や乾燥に弱い
生き物なので温風などで退治してから、アレルゲンの除去を行い、再びダニが繁殖するのを予防する。このプロセスを踏むことで、カーペットやラグに棲むダニの数を減らせます。
では実際にカーペットやラグのダニ対策とは、具体的にどのようなことを行えばよいのか、3つのステップに分けて解説します。
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カーペット・ラグのダニを退治する
まずはカーペットやラグに潜んでいるダニの退治から始めます。
ダニは高温に弱く、50℃以上で30分程度、60℃以上になると一瞬で死滅します。また、乾燥にも弱いので、湿気をなくすことも大切です。
カーペットやラグにできる、具体的なダニ退治の方法について解説します。ドライヤーの温風はだいたい100~120℃ほどです。そのため、温風を当てるだけで、一瞬でカーペットやラグに潜んでいるダニを死滅させることができます。
ただし、ドライヤーの温風を1ヶ所に当て続けてしまうと
火事や火傷の原因
になりかねないため、様子を見ながら注意して行ってください。
また、風力が強すぎると、
死骸や糞が舞ってしまい、周囲に飛散させてしまう
可能性もあります。
ドライヤーを使ってダニ退治を行う場合は、風力を最小まで弱くして、ゆっくりと動かしながらまんべんなく温風を当てる必要があります。
コインランドリーの乾燥機は、70℃以上の温度になるため、ダニ退治に最適です。
カーペットやラグの奥まで湿気を飛ばして、まんべんなく熱を当てられるので、ダニを殲滅することができます。
ただし、乾燥機が使えないカーペットやラグがあるので、予め使用の可否を確認しておきましょう。スチームアイロンならカーペット・ラグの
奥までしっかり熱を当てられる
ので、ダニを死滅させることができます。
温度は最小で十分ですが、アイロンが当たる範囲が狭いため、時間がかかるのがデメリットです。
また、素材によってはスチームアイロンを当てると劣化してしまう場合があるため、濡れタオルなどであて布をしながら行うとよいでしょう。
スチームによって湿気が多くなってしまった場合は、扇風機などを当てて乾燥させる必要があります。そのまま放置してしまうと逆に湿気によってダニが繁殖してしまうので注意しましょう。 -
カーペット・ラグに残ったアレルゲンを除去する
ダニを退治したら、カーペットやラグに残っているダニの死骸や卵、糞などのアレルゲンを除去する必要があります。除去せずに放置してしまうと、アレルギー症状の原因になるのでしっかり行いましょう。
ここからは、カーペットやラグに残っているダニアレルゲンを除去する方法について解説します。ダニアレルゲンは掃除機をかけるだけで除去できますが、注意すべき点は、勢いよくかけないことです。
ダニの死骸・フンなどのダニアレルゲンは少しの衝撃で宙を舞ってしまうため、勢いよくかけると周りに飛散してしまいアレルギー症状を悪化させてしまう場合もあります。
効率よくしっかり除去するために、ゆっくり掃除機を動かしましょう。じっくり時間をかけて丁寧に吸引することで、カーペットやラグの奥に残っているアレルゲンもしっかり吸い込むことができます。
また、一方向だけでなく、さまざまな方向から掃除機をかけると、繊維の根元までしっかり吸引できるのでおすすめです。カーペットやラグを水洗いするのも効果的です。丸洗いすることで、ダニの死骸や糞、ホコリなどを全て洗い流すことができます。
ここで重要なのが、必ずダニを「退治する」というステップを踏んでから行うことです。水洗いをすることで、生きているダニも一緒に洗い流すことができるのではないかと思う人もいるかもしれませんが、生きているダニは水に流されないよう繊維などにしがみつき抵抗します。そのため、
退治する前に水洗いをしてもダニ対策の効果はあまり高くありません。
必ず熱や風で乾燥させ、ダニを死滅させてから水洗いをしましょう。
なお、カーペットやラグの中には色移りや性質の変化などが理由で、水洗いできないタイプもあります。水洗いを行う場合は、必ず洗濯表示を確認してから行ってください。
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カーペット・ラグのダニ再発を予防する
ダニを退治、除去したら、最後にカーペット・ラグに再びダニが繁殖しないよう、予防対策を行います。
ここでは、簡単にできるダニの予防対策についてご紹介します。掃除機はアレルゲンを駆除する際に使いますが、実はカーペットやラグにダニを寄せ付けないようにすることにも繋がります。
ダニがカーペットやラグで繁殖するのは、ホコリや食べかす、人間の皮脂などの餌が豊富な状態だからです。ダニが生きるためには餌が必要なので、その餌さえなければダニの繁殖を抑えられるということです。
カーペットやラグには、内部にいるハウスダストを舞い上がりにくくするダストキャッチ効果があるため、髪の毛や食べこぼし、ハウスダストが絡まりやすくなっています。こまめに掃除機をかけることでダニの餌となるハウスダストなどを除去でき、ダニ予防に繋がります。
普段のお手入れ方法
カーペット・ラグのダニ対策として普段からやるべきことは、「しっかり乾燥させること」と「清潔を保つこと」です。そのためには、普段から以下のようなお手入れを心がけてみましょう。
- こまめに換気して部屋の湿気を逃がす
- 扇風機の風などを当てて乾燥させる
- 汚れたら水拭きと乾拭きで綺麗に拭き取る
- 最低でも週に1回、こまめに掃除機をかける
- 粘着シート(コロコロ)でゴミを取り除く
ダニにとって過ごしにくい環境を作ることが、ダニ対策に繋がります。普段のお手入れでも、ダニが繁殖しにくい環境作りを意識して、できるところから始めてみましょう。
本格的なダニ対策なら「ダニ捕りロボ・ダニ捕りマット」がおすすめ
ここまで、カーペットやラグのダニ対策方法について解説しました。しかし、毎日ダニ対策をしても、内部に潜り込んだダニを徹底的に退治することは難しいです。
より本格的なダニ対策をするために、普段の掃除にプラスして
「ダニ捕りロボ・ダニ捕りマット」
を使うことをおすすめします。
ここからは、おすすめポイントをご紹介します。
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カーペットに広がるダニたちを一気に捕獲!
ダニ捕りロボ・ダニ捕りマットは、化学性殺虫成分を使わずにダニを退治できる「ダニ駆除道具」の傑作です。商品を気になる箇所に置くだけ!
カーペットやラグの奥深くに潜んでいるダニも、
誘引マットでおびき寄せ一気に捕獲
します。
商品に使用している「誘引剤」は、天然由来成分で作られており、化学性の殺虫成分を全く使ってないので、
お子様やペットにも安心
してお使いいただけます。
商品に一度入ったダニは外へ出られませんので、カーペットやラグの下に設置して放置するだけで、ダニがどんどん減っていきます。
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捕獲したダニを必ず仕留める
ダニ捕りロボ・ダニ捕りマットで捕獲したダニは何故外に出られないか?それは、長年のダニ研究で培った日革研究所、独自の技術「ダニ捕獲乾燥」システムによるものです。
約80%が水分で出来ているダニの体。誘引剤に含まれる吸湿性のセラミックがダニの体に付着することで、
捕らえたダニを物理的に乾燥させてしまう仕組み
になっています。
弊社商品は、第三者機関が実施した性能評価試験において、商品内部に入ったダニを100%退治できる「ダニ増殖抑制率100%」という結果が出ています。
※JISに準拠したインテリアファブリックス性能協議会の試験で実証 -
簡単にダニ退治・除去ができる
ダニ捕りロボ・ダニ捕りマットは商品の厚みがないので、カーペットやラグの下に設置いただいた場合でも、不自然に盛り上がったり、使用中に違和感を感じることはありません。
一度設置したら3ヶ月放置するだけ
で、簡単にカーペットやラグ内のダニ対策ができるので手間がかかりません。
またダニのフン(ダニアレルゲン)もマット内に封じ込めるので、
人体にも安全
です。
使用後は商品を袋に入れ、そのまま燃えるゴミとして捨てていただくだけ。
とても簡単に扱えるので、気軽にダニ対策をしたい方におすすめです。
カーペットやラグでの「ダニ捕りロボ・ダニ捕りマット」の使い方
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ダニ捕りロボソフト(レギュラー・ラージ)
- カーペット、ラグ、絨毯(1~2畳)
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STEP1
誘引マットを取り出し、ダニ捕りロボソフトケースに入れます。
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STEP2
付属の日付シールに設置日を記入して、本体ケースに貼ってください。
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STEP3
3ヶ月間、カーペットの下にダニ捕りロボを置いておくだけ!
誘引マットにダニが集まります。 -
STEP4
使用後は誘引マットを取り出し、ゴミ袋に入れて燃えるごみとして処分してください。
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ダニ捕りマット(小・大)
- カーペット、ラグ、絨毯(1~2畳)
- カーペット、ラグ、絨毯(3畳)
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STEP1
ダニ捕りマットを取り出します。
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STEP2
付属の日付シールに設置日を記入してください。
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STEP3
3ヶ月間、カーペットの下にダニ捕りマットを置いておくだけ!
誘引マットにダニが集まります。 -
STEP4
使用後は商品ごと、ゴミ袋に入れて燃えるごみとして処分してください。